Androidの他の機種でも、また、PixelでもストックOS(元から入っているOS)もGrapheneOSも同じかと思うのですが、最近のスマフォには、イヤフォン用のミニジャック端子が装備されていないものが多いわけです。これをどうするかという話です
Bluetoothは使いたくない
最も簡単な解決法としては、無線のBluetoothイヤフォンです。これならば、仮にAndroidからiPhoneに持ち替えても使えるし、スマフォで使うのが嫌になってもパソコンで使うこともできます。しかし、これは使いたくありません。理由としては、
- Bluetooth電波が頭の中をダイレクトに突き抜ける、怖い
- 充電を忘れると使えない、面倒
の二点ですね。
有線イヤフォンを使う最もお手軽な解決法
最も簡単なのは、TYPE-C接続のイヤフォンを購入することです。以下のような製品です。
これはダイソーで税込み550円で販売しているものですが、特に「Pixel用」との表示はありません。ですから、あらゆるTYPE-C接続のAndroidに使えるものと思われます。
このイヤフォンには、出力ボリュームコントロール部にマイクがついています。これをスマフォに接続すると、音声の出力がイヤフォンになると同時に、通話時などのマイクも本体ではなく、このイヤフォンに内蔵されたマイクになります。
お手軽ではあるんですが、しかし、この製品の欠点として二つあります。
- 「音楽を聞いている最中」あるいは「通話している最中」には充電ができない
- 「このイヤフォン」の音質しか使えず、もっと音質の良いイヤフォンあるいはヘッドフォンは使えない
イヤフォン使用と同時に充電可能なY字TYPE-Cアダプタを使う
上のお手軽な有線イヤフォン解決法での不満点を解消するためには、Y字のTYPE-Cアダプタを使う方法が一つあります。つまり、スマフォに差し込み、二股(Y字)になっており、一方は充電用、もう一方は、アナログイヤフォンジャックになっているものです。
※いずれもイヤフォンジャックは4極です。この意味は後述します。
ダイソーで購入した製品(これも税込550円)
何にしても、これらのアダプタを使えば、「3.5mmステレオミニプラグ」(現在のほとんどの有線アナログ製品はこれです)のついた有線イヤフォンやヘッドフォンを使い、「充電しながら音楽を聞き続ける」ことができます。
しかし、音声通話、つまり、マイクからこちらの音声を入力してあげるためには、このステレオミニプラグが4極でなければいけません(つまり、マイク付きイヤフォンでないといけない)。3極(マイクなし)を差し込んでしまうと、通話ができなくなります。
3極イヤフォンと4極イヤフォンの違い
写真を見てもらった方が早いでしょう。3極と4極の違いは以下です。
3極では、音声出力用の信号線しかありません。つまり、グランド(マイナス)、右音声、左音声の三つです。4極では、これら三つに加えて、マイク入力用の4番目の信号線が追加されています。
先にあげたTYPE-Cアダプタは、すべて4極対応で、アダプタを差し込んだだけで、その時点から音声出力とマイク入力をアダプタを経由して入出力しようとします。
ここに3極のイヤフォンを接続すると、どうなるかですが、壊れることはないようです。この場合、音声出力、つまり音楽などは聞けるものの、音声入力がどこからもされなくなり、通話は不可能になります。
要するにどうなるのか?
要するにどうなるのかを以下にまとめておきます。
アダプタだけをつけて、イヤフォンをつけない場合、音声出力も入力もできなくなります。スマフォのスピーカーやマイクは完全に無効になるからです。もちろん充電ケーブルを接続すれば、充電できます。
3極イヤフォンをつけた場合、音楽は聞けるけれども、通話はできません。
市販のヘッドフォンをつけた場合、これも通常は三極なので、通話はできませんが、より良い音で音楽を聞けます。写真のヘッドフォンはそれほど良い製品ではありませんが、イヤフォンよりかなりマシです。
マイク付きの4極イヤフォンをつけた場合、音声も聞けて、通話もできます。