結論から
キャリアによるSIMロックがかかっている場合はOEMロック解除できません。国内販売のPixelでは、おそらく6a以降の発売時期のものは、国内法でSIMロックが禁止されているので、au版であろうが、softbank版であろうが、SIMロックはかかっていないはずです。
OEMロック解除を行うにはネット接続している必要があります。SIMを入れていない場合には、Wifiへの接続が必要です。OEMロック解除にはGoogleへの自動問い合わせが必要になるからです。Google側にて、Pixelの個体番号を見て、OEMロック解除していいかどうかを判断しているようです。
Pixel 6aの初期バージョンには、この機能にバグがあります（他の機種にもあるかもしれない）。ストックOSでいったん目一杯アップデートをかけ、その後にリセットをかければ、OEMロック解除可能になるはずです。
それでもOEMロック解除可能にならない場合には、接続するWifiを変更する、日を改めて再度やってみるなどの措置を行うと、解除可能になるようです。Googleとの自動通信が必要なので、それがうまくいっていないと解除可能になりません。
「OEMロック解除」がグレーアウト
Pixel 6aでこれに遭遇しました。開発者モードにすると「OEMロック解除」がグレーアウトしており、かすかな文字で以下が表示されます。
OEMロック解除
インターネットに接続するか通信会社にお問い合わせください。
言語を英語にすると以下。
OEM unlocking
Connect to the internet or contact your carrier
※このほか、既にブートローダーがアンロックされている場合にも、グレーアウトして操作できなくなります。メッセージを読んでください。
Pixel 6aにはSIMフリー版しかない
ネット検索してみると、この状態は、携帯キャリアによってSIMロックされている場合に発生するといいます。したがって、携帯キャリアから何らかの操作をしてもらうか、何らかの番号を取得して、SIMロック解除しなければならないらしいです。キャリア版のPixelの方はこれを行う必要があるようです。
しかし、私の購入したものは「SIMフリー」のはず。そこで、購入店に電話してみると、答えは「Pixel 6aはSIMフリー版しか出ていません」。
どういうことなのか訳がわからなくなりました。正直、「このスマフォ使えない！捨てるしかない？？？」と青ざめましたが、先の英語メッセージを検索してみると。。。
ネットで見つけた方法を試してみる
Pixel 6a OEM Unlocking Greyed Out STILL in August Updateという書き込みを見つけたので、これを試してみることにしました。
まずは、設定＞リセットオプションで「すべてのデータを消去」です。ともあれ、完全に初期化してしまいます。
再起動して再度初期設定を行い、「OEMロック解除」の部分のスクショをとるべく、開発者モードにして該当部分を見てみると、今度はグレーアウトしておらず、ONにできるではありませんか。どうもバグのようです。何はともあれ、これでOKです。
何だか訳がわかりません。先の書き込みの手順を試す機会もありませんでした。