スマフォ利用において良く懸念されるのが、電磁波の脅威です。「この程度の電磁波は問題無い」というのが、WHOや日本政府等の立場ですが、私共は「安全ではない」という考えです。
しかし、スマフォの便利さには変えられないため、悪い言い方をすれば「だましだまし」使うしかありません。ここでは、電磁波曝露を削減する方法を説明していきます。
5Gを避ける方法
5Gの危険性
5Gの危険性は多くの人が口にするところです。例えを使うと、4Gとの違いは以下のようなところです。
- 4G:アンテナの上に裸電球がついており、四方八方を照らしている。
- 5G:アンテナの上にレーザー光発射装置がついており、対象とする機器を目標とし、その機器だけに強力なレーザー光を照射する。
5Gでは非常に強力な電磁波がスマフォにやってきます。このために、データ転送スピードが飛躍的に速くなるわけです。その一方で、以下の懸念があります。
- 強力な電磁波が身体に照射される可能性がある(健康上の懸念)
- 携帯電波タワーによる三角測量によって、より正確な位置が割り出されてしまう(プライバシー上の懸念)
※後者については、Google/Appleではなく、あくまでも携帯会社による位置の取得です。
5G利用の条件と避ける方法
しかし、5Gが「使える」には条件があります。逆にこのいずれかの条件を満たさなければ5Gは使えません。
- 1. スマフォ自体が5Gに対応していないといけない。
- 2. 5G電波の無いところでは使えない。自動的に4Gに切り替わってしまう。
- 3. 携帯会社のSIMカードが5Gに対応している必要がある。
- 4. Androidの設定で優先ネットワークを5Gにしておかないといけない。
「5Gにするとバッテリー消費が大きくなる」という事実もあり、電磁波を気にしない方でも5G避ける場合があるようです。
当然ですが、(少なくとも自分のスマフォにおいて)5Gを確実に避ける方策としては、上の項目4の逆を実行することです。
具体的な設定
設定を開き、ネットワークとインターネットをタップします。
SIMをタップします。
優先ネットワークの種類をタップします。
優先ネットワーク種類を選択します。
※「4G only」ではなく「4G」の設定を推奨します。
4G onlyが無い場合もあるようです。4Gとの違いはおそらく以下です。
- 4G only:4G以外は一切使わない。4Gがなければ通信できない(突然通信ができなくなる可能性があります)。
- 4G:通常は4Gを使うが、4Gがなく、3G, 5Gがある場合はそちらを使う(通常はこちらを推奨します)。
ただし、3Gは徐々に停止されており、実質的にはもう無いと考えてよいでしょう。したがって、5Gは絶対に使わない(4G only)、4Gが無い場合は仕方なく5Gを使う(4G)の選択になりそうです。
※実際に「4G only」にしたところ、全く通信ができなくなり、「4G」の設定に戻しました。すると、3Gで接続することになりました。これが2023/10の秋葉原で起こったことです。どういうことなのかわかりませんが、「4G only」だと理由がわからず電話も使えなくなる場合があることにご注意ください。
携帯電波自体を避ける方法
5Gを使わずに4Gにした場合でも、もちろん、この電磁波を避けるにこしたことはありません。
電話が必要な場合
電話による通話の必要な場合は、有線のイヤフォンを使ってください。ただし、特にPixel 6以降にはアナログイヤフォンジャックがありません。資料集:Pixel6以降でマイク付きイヤフォンを使う方法をご覧ください。
電話が必要無い場合
これは簡単で、「機内モード」にしてしまうことです。機内モードにした上で、WifiをONにすることはできます(機内モードにすると、自動的にWifiもOFFになり、そこからWifiだけをONにします)。
この場合、携帯電波の危険は避けるが、Wifiの危険は甘受するということになります。
Wifi電波を避ける方法
携帯電波もWifiも避けるとなると、何の通信もできなくなり、外出時には非現実的です。しかし、家庭内でWifi電波まで避けることは可能です。
この方法としては、TYPE-C/LANケーブルアダプタを使い、有線で家庭にあるルータに接続してしまうことです。もちろん、以下の条件が必要です。
- お使いのルータにLANケーブルソケットがあること(最近はWifiのみのルータが多くなっています)
- ルータから実際に使う場所までのLANケーブル
- スマフォに接続するTYPE-C/LANケーブルアダプタ(※)
※ただし、これには十分注意してください。Amazon等でTYPE-C/LANケーブルアダプタを数多く販売していますが、これらはほとんどパソコンを想定した商品で、「スマフォで利用可能」とうたわれて無い限りは使えるものかわかりません。当法人でおすすめできる商品はまだありません。
Pixel4XLを有線LANで利用したいです。を参考にしてください。
理想的には、有線LANジャックと共に、充電ケーブル接続が可能、アナログイヤフォンジャックを備えるものが理想ですが、これもまた現在のところおすすめできる製品は見出していません。
Bluetooth電波を避ける方法
Bluetooth電波もまた避けたいものです。 特にBluetoothイヤフォンなどは、電磁波が頭の周辺に放射されるために、望ましくありません。
どんなBluetooth機器も使わない場合には、Bluetooth機能自体をOFFにしてしまってください。