アプリストアについて

スマフォにアプリを入れるには、「アプリストア」というものが必要です。ここから好みのアプリを見つけ出し、スマフォにインストールできます。iPhoneではApp Store、AndroidではGoogle Play Storeです。

しかし、このアプリストアそれ自体が、Apple/Googleのためのマーケティング情報収集と監視の道具になっており、どのユーザがどんなアプリをインストールし、どの程度使っているかが監視されるのです。

当然ですが、カスタムROMでは、基本的にGoogle Play Storeは使用しません。その代わりの選択肢があります。

2023/7/31アプリストアについてのより詳しい説明を、ノーシープフォンのアプリはどこからインストールされるか?という記事に書きました。

 

F-Droid

F-Droidは、設計図が公開されたオープンソースのアプリのみを集めたストアです。完全にとは言えませんが、比較的安全性の高いものです。しかし、その一方で、高額な開発費をかけた商用アプリのような機能を備えないことがほとんどです。

しかし、何らかのアプリが必要となった場合には、まずF-Droidを探してください。満足できるものが無かった場合にのみ、ほかのアプリストアを探してみると良いでしょう。

F-Droidの注意点としては、

ときどき、何も表示がなくなってしまい、何も探せなくなることです。この場合には、画面を上から下にスワイプし、表示を更新してください。

「更新中」の表示が消えたら、それまで通りアプリの一覧ができ、検索もできるようになります。

Uptodown

ごく普通に匿名でアプリをインストールできます。アプリ名称を検索して目的のアプリを見つけ出すことも簡単です。ただし、Google PlayストアのフロントエンドであるAurora Store(後述)とは異なり、すべてのアプリがあるわけではないようです。

※Uptodownがインストールされていない場合は、Uptodownのインストール方法をご覧ください。

 

Aurora Store

Aurora Storeは、ほぼGoogle Play Storeのアプリすべてを探し出すことができますが、ただし、注意点があります。

  • インストールできるからと言って、必ずしも動作するとは限らないこと(Google機能の不在のため)
  • Google機能がスマフォに無い場合には、それを利用するアプリがそもそも表示されないことがあること

GrapheneOSでうまく行かない場合には、所有者プロファイルではなく、二つ目のGPプロファイルを使ってみてください。GrapheneOS以外で動作しない場合(microG使用)には、残念ながら対処方法はありません。

なお、2023/5以降、Aurora Storeでの匿名ログインができなくなってしまっています。この機能により、匿名であらゆるアプリをインストールできたのですが、Googleアカウントが必要になってしまいました。この件については、ノーシープフォンでのアプリのインストールをご覧ください。

 

App Lounge

App Loungeは、/e/OSに組み込まれたアプリストアで、/e/OS以外では使用できないようです。ここでは、オープンソースのアプリも商用のアプリもいずれも別け隔てなく検索とインストールができるとうたわれています。

※/e/OSのサイトからapkをダウンロードしてインストールできますが、少なくともGrapheneOSでは正常に動作していないようです。