巨大ITのクッキーを拒否する(スマフォ編)

巨大ITのクッキーを拒否するのスマートフォン編です。

ブラウザの種類別に巨大ITのクッキーを拒否する方法を見ていきます。現在のところ、最も簡単に特定サイトのクッキーをブロックできるのはBraveと思われます。

 

Chromium系の場合

Chromiumというオープンソースをベースに作られたブラウザは多々あります。GrapheneOSに最初から組み込まれているブラウザVanadiumや、他にBrave、Vivaldi、Edge等があります。これらのブラウザでは、手順はおおよそ同じです。以下では、Vanadiumを例として解説しています。

クッキーの状態確認と設定画面の表示

どこのウェブサイトでも良いのですが、ここでは、わざとGoogle検索を表示してみます。ブラウザのURL欄に「google.com」と入力します。

URL欄の鍵マークをタップします。

「Cookieとサイトデータ」をタップします。

このサイトで5個のクッキーが使われていることがわかります。これらが既にこのブラウザに設定されています。

「設定をご覧ください」の「設定」部分をタップします。

設定画面でのブロック(拒否)のしかた

設定画面は以下のようなものです。

デフォルトの設定は、「サード・パーティのCookieをブロックする」ですが、これがほとんどの方に適切な設定です。しかし、このままだと、例えばうっかりGoogle Mapを使うと、そのクッキーがブラウザに設定されてしまいます。ですから、次の操作を行います。

「サイトの例外を追加」をタップし、以下を記述します。

  • 「Cookieを許可します」という文言になっていますが、後で「ブロック」に変更するので、問題ありません。
  • google.comのすべてのサブドメインも含めてブロックするには、頭に[*.]を付けてください。
  • 「サイト上のサードパーティCookieも対象」をチェックします。

この状態で「追加」します。すると、以下に示すように、意図とは逆に「許可」として現れます。次に、今追加した「google.com」をタップします。

ここでgoogle.comに対する設定を「ブロック」に変更します。

すると、「ブロック」リストの方にgoogle.comが現れます。

ブロックの確認

設定どおりにブロックされているかを見るには、google.comを閲覧してみます。その前に一度ブラウザをリロードしておきます。

次に、最初と同じようにURL欄の鍵マークをタップします。すると、以下のように、サードパーティのクッキーがブロックされ、0個のクッキーが使用中と表示され、Google側がこのブラウザに一切のクッキーを設定できないことを確認できます。

他のドメインもブロックする

googleの持つドメインはgoogle.comだけではありませんし、監視されないためには、他の巨大ITのドメインも拒否する必要があります。ドメインを指定する場合は、常に頭に[*.]を付けてください。

  • [*.]google.co.jp
  • [*.]youtube.com
  • [*.]facebook.com
  • [*.]instagram.com
  • [*.]twitter.com

他にもあるかもしれませんが、google.com、facebook.comを拒否するだけで、相当大きく監視から逃れることができるはずです。

 

Brave

BraveはVanadiumと同じChromium系列なので、Vanadiumと同じ操作でクッキーのブロックができますが、それとは別に、より簡単な方法も提供されています。以下の手順です。

まずは、google.comを表示し、ライオンマークをタップします。

詳細設定をタップします。

クッキーをブロックをタップします。

google.comからのすべてのクッキーをブロックします。

これだけで、google.comのすべてのクッキーをブロックすることができます。

Firefox/Firefox Focus

これらのブラウザでは、特定のドメインに対するクッキーブロックの方法は提供されていないようです。ご存知の方は教えてください。

Opera

このブラウザについては、クッキーのブロック方法がわかりません。ご存知の方は教えてください。